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EU、オミクロン株全容判明までワクチン加速で備えを=欧州委員長

2021年11月29日(月)08時43分

 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は11月28日、南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの新たな変異株・オミクロン株について、影響の全容が判明するには数週間を要するとの見方を示し、ワクチン接種を加速するなどして備える必要性を訴えた。ラトビアのリガで撮影(2021年 ロイター/Ints Kalnins)

[リガ 28日 ロイター] - 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は28日、南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの新たな変異株・オミクロン株について、影響の全容が判明するには数週間を要するとの見方を示し、ワクチン接種を加速するなどして備える必要性を訴えた。

オミクロン株は、EU加盟国ではベルギー、デンマーク、ドイツ、イタリア、オランダで感染者が確認されている。

フォンデアライエン氏は訪問先のラトビアで、オミクロンを深刻に受け止めていると表明。「時間との戦いであることは承知している。研究者や製薬会社は、オミクロン株の変異の性質の全容把握に2─3週間を要する」と指摘した。

ワクチンの当初接種や追加接種(ブースター接種)の加速といった予防策に、現在は力を入れるべきだとした。欧州委は先週、域内の市民が来年の夏にコロナ検査や隔離期間なしに他のEU加盟国に渡航するためには、コロナワクチンの追加接種が必要になると提言した。

ロイター
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