ニュース速報

ワールド

子供の不品行で親を処罰、中国全人代が法案審議へ

2021年10月18日(月)19時23分

中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は今週、若者の「著しい不品行」や犯罪行為について、保護者の責任を問う家族教育促進法案を審議する。下校する生徒、深圳で4月撮影。(2021年 ロイター/David Kirton)

[北京 18日 ロイター] - 中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は今週、若者の「著しい不品行」や犯罪行為について、保護者の責任を問う家族教育促進法案を審議する。

法案が成立すれば、検察が「著しい不品行」もしくは犯罪行為と判断した場合、保護者が叱責や家庭教育の研修を受けることになる。

全人代常務委員会の法制工作委員会の報道官は「若者の不品行には多くの理由があるが、家庭の教育不足や不適切な教育が大きな原因だ」と述べた。

同法案は保護者に対し、子供の休息・遊び・運動時間を確保することも求めている。

中国政府は今年に入り、未成年のオンラインゲームのプレー時間を週3時間に制限。子供の負担を減らすため、宿題の量を減らすことや、週末・祝日の主要学科の個別指導を禁止することも決めた。青年には「男らしくない」振る舞いを控えるよう呼び掛けている。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EU、持続可能性規則の変更検討へ 米カタールが圧力

ワールド

ルラ氏とトランプ氏、マレーシアで週末会談の可能性=

ビジネス

ウーバー、EV限定配車サービスを「エレクトリック」

ワールド

韓国中銀、政策金利2.50%に据え置き 予想通り
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 6
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 7
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 8
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 9
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 10
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 8
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 9
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 10
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中