ニュース速報

ワールド

北朝鮮外相、米と接触考えず 「時間の浪費」と一蹴

2021年06月24日(木)09時21分

北朝鮮の李善権(リ・ソングォン)外相は23日、米国とのいかなる接触も考えていないと表明した(2021年 ロイター/Edgar Su)

[ソウル 23日 ロイター] - 北朝鮮の李善権(リ・ソングォン)外相は23日、米国とのいかなる接触も考えていないと表明した。

朝鮮中央通信(KCNA)が報じた談話で「われわれは米国とのいかなる接触の可能性も考えていないし、ましてや接触しても何の得にもならず、貴重な時間を費やすだけだ」と述べた。

米国のソン・キム北朝鮮担当特使は21日、訪問先の韓国・ソウルで、北朝鮮側と「いつでもどこでも条件なしに」会う用意があるとし、北朝鮮からの「前向きな回答」に期待を示した。

22日には、金正恩朝鮮労働党総書記の妹である金与正(キム・ヨジョン)党副部長が、米国の対話期待はより大きな失望をもたらすだけとの談話を発表していた。

北朝鮮の動向を分析している米国が拠点のシンクタンク、38ノースは北朝鮮の一連の反応について、直ちに対話するつもりはないとの明確な意思表明だと指摘。とりわけ「米側からあいまいな政策策定の繰り返し以上の具体的な対応がない限り」対話しない立場だとした。

ただ、一連の談話は慎重な言い回しで対話自体に「ノー」を突き付けてはおらず、バイデン政権の金正恩氏への「生ぬるい」反応に対処する意図があると分析した。

北朝鮮の李外相は「無意味な」接触を拒絶したが、「つまりは中身がある協議はなお可能だと暗示している」とした。北朝鮮は新型コロナウイルス対応の規制をまだ解除しておらず、対面の会談はできないため、対話の準備ができるまでの時間稼ぎの可能性もあると指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ニデック、永守名誉会長が辞任 「名実ともに完全に身

ワールド

ロシア新型ミサイル、専門家が使用確認 米INF離脱

ビジネス

欧州ステランティス、下期201億ユーロの赤字 EV

ビジネス

独プーマ、今年も赤字継続と予想 配当中止
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    最高裁はなぜ「今回は」止めた?...トランプ関税を違…
  • 5
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 6
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 7
    3頭のクマがスキー客を猛追...ゲレンデで撮影された…
  • 8
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 9
    【クイズ】サメによる襲撃事件が最も多い国はどこ?
  • 10
    2月末に西の空で起こる珍しい天体現象とは? 「チャ…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 6
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 7
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 8
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 9
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 10
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中