ニュース速報

ワールド

スウェーデン首相不信任案、来週可決も 選挙か暫定政権の見込み

2021年06月18日(金)14時46分

 6月17日、スウェーデン政局が揺れている。来週にロベーン首相(写真)に対する不信任案が予想通り可決されれば、選挙が行われるか、暫定政権が発足することになる。写真はブリュッセルで昨年12月撮影(2021年 ロイター/)

[ストックホルム 17日 ロイター] - スウェーデン政局が揺れている。来週にロベーン首相に対する不信任案が予想通り可決されれば、選挙が行われるか、暫定政権が発足することになる。首相は17日、可決された場合に辞任するか解散総選挙を行うか決めていないと述べた。

左翼党が新築アパートメントに関する家賃統制撤廃計画を巡りロベーン首相への支持をやめたことを受けて極右のスウェーデン民主党が求めた不信任案の採決は21日に予定されている。

その他野党はこれまでに、首相不信任案に賛成すると表明している。

ロベーン首相の少数与党政権は、左翼党と2つの小規模な中道右派政党からの支持に依存していた。左翼党も不信任案に賛成するとしているが、可決されれば同党にとってさらに好ましくない中道右派政権の誕生につながる可能性もある。

ただ、各世論調査では中道左派ブロックも中道右派ブロックも過半数を得られない見込みで、総選挙をいま実施しても大きな変化をもたらさない可能性がある。さらに事態を複雑にしそうなのは一部の小政党が議席獲得に必要な4%の得票に届かない恐れがあることだ。

もう一つの可能性である暫定政権も、明白な他候補がいなければロベーン氏が率いるかもしれない。

スウェーデンは依然として新型コロナウイルス流行の影響に見舞われており、総選挙への国民の意欲も限定的となる可能性もある。来年にそもそも選挙が予定されているだけになおさらだ。

ヨーテボリ大学のUlf Bjereld教授(政治学)は「誰も選挙1年前の政権危機を望んでいない」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

透析・手術用の品目、「安定供給図る体制立ち上げた」

ワールド

トランプ氏、NATOへの関与に否定的発言 集団防衛

ワールド

北朝鮮が固体燃料エンジンの地上燃焼実験、金総書記が

ワールド

ウクライナ大統領がUAE・カタール訪問、防衛協力で
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 2
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度を決める重要な要素とは?
  • 3
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のSNS動画が拡散、動物園で一体何が?
  • 4
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカ…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 7
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 8
    【銘柄】東京電力にNTT、JT...物価高とイラン情勢に…
  • 9
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 10
    カタール首相、偶然のカメラアングルのせいで「魔法…
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 3
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 4
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 7
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 8
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中