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米が海外提供の8000万回分ワクチン、全配分先を数日中に決定

2021年06月18日(金)14時15分

 6月17日、米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策調整官を務めるジェフ・ザイエンツ氏は、米政府が海外への提供を表明した8000万回分の新型コロナワクチンについて、数日中に全ての配分先を決定し、相手国の受け入れ準備が整い次第、発送する考えを示した。写真はカナダのトロントで4月撮影(2021年 ロイター/Carlos Osorio)

[17日 ロイター] - 米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策調整官を務めるジェフ・ザイエンツ氏は17日、米政府が海外への提供を表明した8000万回分の新型コロナワクチンについて、数日中に全ての配分先を決定し、相手国の受け入れ準備が整い次第、発送する考えを示した。

バイデン政権は今月初め、8000万回分のうち2500万回分について配分方法を発表し、残る5500万回分については6月中に決定するとしていた。

ザイエンツ氏は、発送は既に開始しており、17日にはカナダに、今後数週間にはブラジルにワクチンが送られると述べた。

カナダは、17日に米国から約100万回分のモデルナ製ワクチンを受け取る見通しだと明らかにした。その後、ブリンケン米国務長官はツイッターで、カナダに100万回分を届けたと述べた。

ザイエンツ氏は、米国の新型コロナ感染者数と死者数について、1月下旬以降90%超減少し、パンデミック(世界的大流行)開始以来の低水準になっていると述べた。

ただ、インドで最初に確認された変異ウイルス「デルタ株」が米国でも広がる中、一部のコミュニティーでワクチン接種率が低いことに懸念を示した。

ロイター
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