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独連立交渉、予備折衝最終日は「厳しい一日」に=メルケル首相
1月11日、ドイツのメルケル首相(写真)は、自身が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が連立協議を進める社会民主党(SPF)が欧州の統合加速を強く求めていることから、両党の予備折衝最終日となる11日は「厳しい一日になる」との見解を示した(2018年 ロイター/Hannibal Hanschke)
[ベルリン 11日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は、自身が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が連立協議を進める社会民主党(SPF)が欧州の統合加速を強く求めていることから、両党の予備折衝最終日となる11日は「厳しい一日になる」との見解を示した。
首相は4期目の政権発足に向けてSPDとの大連立を目指しているが、政治空白の長期化で指導力がさらに低下し、ドイツの国際的立場が弱まる前に連立交渉をまとめる必要に迫られている。
首相は予備折衝の期限とされる11日の協議の開始に当たり、厳しい一日になるだろうが、ドイツ国民が結果を期待していることは認識していると述べた。
一方、SPDのシュルツ党首は欧州が最優先事項だと明言。「予備折衝の最終日に当たり、われわれはこれが欧州連合(EU)の新たなスタートになるべきだということを明確にする。政府に加わるとすれば、欧州を強くすることが条件だ」と記者団に語った。
きょうの協議で合意が成立しなかった場合、交渉の延長は可能だが、シュタインマイヤー大統領は合意を強く望んでいる。
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