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オピオイドで米平均余命低下、C型肝炎も急増=報告書
2017年12月22日(金)11時59分
12月21日、米疾病対策センター(CDC)は、医療用鎮痛剤「オピオイド」の乱用により米国人の平均余命が低下しており、C型肝炎の急増にもつながっていると報告した。
[シカゴ 21日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は21日、医療用鎮痛剤「オピオイド」の乱用により米国人の平均余命が低下しており、C型肝炎の急増にもつながっていると報告した。
CDCの報告書によると、2016年は薬物の過剰投与による死亡者数が全体で6万3000人と、前年比21%増加。このうちオピオイドの過剰投与によるものは28%増の4万2249人で、大半が25歳から54歳のグループに属していた。
薬物過剰投与に関連する死亡者の増加が影響し、米国の平均余命の伸びは頭打ちになっている。16年は前年より0.1歳低い78.6歳と、1962年─63年以来、初めて2年連続で低下した。
CDCは別の報告書で、2004年から14年にかけて重いC型肝炎の発症が133%増え、この間、オピオイド薬の注射許可は93%増えたことを紹介。両者には関係があるとの見方を示した。
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