スイスＧＤＰ、第4四半期は前期比＋0.5％ 医薬品・化学が好調

スイス経済省経済事務局（ＳＥＣＯ）が２７日発表した２０２４年第４・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）はスポーツイベント調整後で前期比０．５％増だった。チューリヒの店舗で２０１９年撮影。（２０２５年　ロイター/Arnd Wiegmann/File photo）

John Revill

[チューリヒ ２７日 ロイター] - スイス経済省経済事務局（ＳＥＣＯ）が２７日発表した２０２４年第４・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）はスポーツイベント調整後で前期比０．５％増だった。

医薬品部門が好調だったが、他の部門は低迷した。

第３・四半期の０．２％増から加速した。ロイターがまとめた市場予想は０．２％増だった。

スイスには国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）など国際スポーツ組織の本部があり、こうした組織の活動がＧＤＰに寄与している。

化学・医薬品部門の生産は２．７％増加し、輸出の拡大に寄与した。「他の産業部門の付加価値は基本的に停滞した」という。

２４年通年のＧＤＰは０．９％増。２３年の１．２％増から鈍化し、長期平均の１．８％増を大幅に下回った。ドイツや中国などの需要低迷が響いた。