米メルク、インド拠点で900人増員へ＝上席副社長

　米製薬大手メルクのデーブ・ウィリアムズ上席副社長は２６日、年内にインドの拠点の従業員を約９００人増やす計画を明らかにした。同社ロゴの資料写真。米ニュージャージー州ローウェイで２０１８年７月撮影(２０２５年　ロイター/Brendan McDermid)

Rishika Sadam　Kashish Tandon

[ハイデラバード（インド）　２６日 ロイター] - 米製薬大手メルクのデーブ・ウィリアムズ上席副社長は２６日、年内にインドの拠点の従業員を約９００人増やす計画を明らかにした。

同社のインド拠点は現時点で約１８００人を雇用し、がん、糖尿病、ワクチン、動物用医薬品などの複数の治療領域と技術関連センターに力を入れている。

ウィリアムズ氏は「従業員数は年末までに約２７００人になる見込みだ。数年以内にはその２倍以上になると想定している」と語った

ウィリアムズ氏によると、新しい治療法を患者に届ける時間の短縮に向け、提携先がテクノロジーの果たす役割を理解できるよう支援する人材「デジタルイノベーター」の採用を目指している。

同社は今週、インド南部ハイデラバードに新たなテクノロジーセンターを開設した。