伊ウニクレディトの独コメルツ銀株取得、ECBが承認の構え=関係筋
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2月26日、欧州中央銀行(ECB)は、イタリアの大手銀ウニクレディトによるドイツの同業コメルツバンクの株式買い増しを認める構えだ。写真はウニクレディトのロゴ。イタリアのローマで昨年11月撮影(2025 ロイター/Yara Nardi)
Francesco Canepa
[フランクフルト 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は、イタリアの大手銀ウニクレディトによるドイツの同業コメルツバンクの株式買い増しを認める構えだ。事情に詳しい関係筋がロイターに明らかにした。欧州において、世界金融危機以降で最大の国境を越えた銀行買収につながる可能性がある。
ウニクレディトは昨年9月にコメルツバンク株を一部取得した後、ドイツ側から幅広い反対の声が出る中で29.9%まで買い増した。
関係筋によると、ECBのスタッフは3月初めまでに29.9%の取得について分析を終える可能性が高く、同月中のECB銀行監督委員会による承認に向けた道筋が整う見通しだ。
複数のシナリオに基づく両行の健全性評価など、ECBの銀行監督専門家らによる直近の分析は前向きな内容だったと関係筋は述べた。
銀行監督委員会が承認した場合、正式決定にはラガルド総裁を長とするECB理事会の承認が必要となる。30%という節目をわずかに下回る29.9%の株式取得が認められれば、規制上の重要なハードルを越えることになりそうだ。
コメルツバンク経営陣はウニクレディトの株式取得について「敵対的」だとして反発しており、ウニクレディトのアンドレア・オルセル最高経営責任者(CEO)は、完全買収を進めるにはドイツ政府の支持が必要だと示唆している。
ドイツ次期首相就任が確実視されるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)のメルツ党首は昨年9月、ウニクレディトによるコメルツバンク買収の試みについて、ドイツにとって「本当に壊滅的な」ことだと述べて懸念を示していた。
両行の広報担当者はコメントを控えた。
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