ニュース速報
ビジネス

東電の柏崎刈羽原発、テロ対策施設の工事完了が遅れ 7号機は29年に

2025年02月27日(木)11時59分

  2月27日、東京電力ホールディングスは再稼働を目指す柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)のテロ対策施設(特定重大事故等対処施設)の工事完了時期を延期すると発表した。これまで25年3月としていた7号機は29年8月めど、26年9月としていた6号機は31年9月めどにそれぞれ見直した。写真は柏崎刈羽原子力発電所。2012年11月に柏崎市で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 27日 ロイター] - 東京電力ホールディングスは27日、再稼働を目指す柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)のテロ対策施設(特定重大事故等対処施設)の工事完了時期を延期すると発表した。これまで25年3月としていた7号機は29年8月めど、26年9月としていた6号機は31年9月めどに見直した。27日に原子力規制委員会に計画変更を届け出た。

テロ対策施設は原発の新規制基準で設置が義務付けられている。設置期限は7号機は25年10月、6号機は29年9月となっていた。工事完了の遅れが6、7号機の再稼働時期に影響すれば、東電HDの収支改善が遅れる可能性がある。

林芳正官房長官は27日午前の記者会見で、個別発電所の稼働時期など仮定のコメントは控えるとした。柏崎刈羽原発の再稼働については、引き続き地元の理解が得られるよう、原子力防災対策の強化や情報発信など地域の実情を踏まえて丁寧に取り組んでいきたいと語った。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ブラックロック、豪州への投資見直し 日米に投資妙味

ワールド

ニューヨーク渋滞税、トランプ政権が3月21日までの

ビジネス

トヨタの1月世界販売0.1%増、生産は1年ぶりプラ

ビジネス

米メルク、インド拠点で900人増員へ=上席副社長
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:破壊王マスク
特集:破壊王マスク
2025年3月 4日号(2/26発売)

「政府効率化省」トップとして米政府機関に大ナタ。イーロン・マスクは救世主か、破壊神か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    富裕層を知り尽くした辞めゴールドマンが「避けたほうがいい」と断言する金融商品
  • 3
    東京の男子高校生と地方の女子の間のとてつもない教育機会の格差
  • 4
    日本の大学「中国人急増」の、日本人が知らない深刻…
  • 5
    【クイズ】アメリカで2番目に「人口が多い」都市はど…
  • 6
    イーロン・マスクのDOGEからグーグルやアマゾン出身…
  • 7
    谷間が丸出し...際どいピンク下着で床を這う「無加工…
  • 8
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 9
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 10
    老化は生まれる前から始まっていた...「スーパーエイ…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 5
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 6
    障がいで歩けない子犬が、補助具で「初めて歩く」映…
  • 7
    富裕層を知り尽くした辞めゴールドマンが「避けたほ…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 10
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 7
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 8
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 9
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 10
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中