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百度と吉利の新興EV、資金調達と合理化発表 給与支払い遅延か

2024年12月13日(金)09時46分

中国検索エンジン大手の百度(バイドゥ)と吉利汽車の合弁新興電気自動車(EV)メーカー「極越」が12月11日、激しい市場競争に対処するため、新たな資金調達と合理化を実施する方針を明らかにした。写真はバイドゥのロゴ。2021年4月、北京で撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)

[北京 12日 ロイター] - 中国検索エンジン大手の百度(バイドゥ)と吉利汽車の合弁新興電気自動車(EV)メーカー「極越」が11日、激しい市場競争に対処するため、新たな資金調達と合理化を実施する方針を明らかにした。

さらに、12日には夏一平最高経営責任者(CEO)が社員数十人に囲まれ、給与支払いを求められているとみられる動画がインターネットに投稿された。

極越は11日の声明で、重複する機能を持つ部署や役職を統合し、短期的に収益に貢献しないプロジェクトを削減するほか、積極的に新たな資金を求めていると公表した。

百度と吉利は2021年初めに吉度汽車として同社を設立し、23年に極越にブランド名を変更した。中国汽車工業協会によると、同社はEV2車種を展開し、9月時点の累計販売台数は9767台だという。

吉利は株式の65%を保有し、百度は残りの35%を保有している。両社はコメントの要請に応じなかった。

グローバル・データの中国市場担当ジョン・ツェン氏は極越の経営悪化について、130以上のEVやハイブリッドブランドが存在する中国市場において「小規模ブランドの終焉を加速させる」可能性が高いと述べた。

ロイター
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