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再送-ウクライナ戦争で難路、銀行は備えを=ECB
5月18日、欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のエンリア委員長(写真)は、ウクライナ戦争で今後厳しい道のりが予想されるとし、銀行に対し、身を引き締めて準備を整えるよう求めた。写真はブリュッセルで2016年9月撮影(2022年 ロイター/Yves Herman)
(誤字を修正します)
[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のエンリア委員長は18日、ウクライナ戦争で今後厳しい道のりが予想されるとし、銀行に対し、身を引き締めて準備を整えるよう求めた。
急激な金利上昇で市場の不安定度が増すとの見方も示した。イタリア紙レプブリカに述べた。
委員長は、どの程度の資本を確保できるかを含め、予想を見直すべきだと主張。「新たなマクロ経済見通しを踏まえ、景気悪化シナリオも検討した上で、予測と資本の見通しを見直すよう銀行に要請している」と述べた。
エネルギー・コモディティー価格の上昇でインフレが進行し景気が減速しており、金利上昇に伴う銀行の利ざや改善効果が減殺されているとも指摘。
新型コロナウイルスの支援策終了により、昨年第4・四半期に企業のデフォルト(債務不履行)が増えたが、銀行は昨年、底堅さを示し、引き続きバランスシートの処理を進めたとの認識も示した。