ニュース速報

ビジネス

ビザ、暗号資産の助言サービス開始 金融機関や小売業者向け

2021年12月08日(水)18時47分

 12月8日、米クレジットカード大手ビザは、暗号資産に関する国際的な助言サービスを開始したと発表した。2017年9月撮影(2021年 ロイター/Philippe Wojazer)

[8日 ロイター] - 米クレジットカード大手ビザは8日、暗号資産に関する国際的な助言サービスを開始したと発表した。

デジタル通貨の導入が進む中、金融機関や小売業者に助言サービスを提供する。

暗号資産サービスの提供で顧客をつなぎ留めたい金融機関や、非代替性トークン(NFT)について知識を深めたい小売業者、またデジタル通貨の発行を検討している中央銀行などを顧客として想定している。

仮想通貨に関する教育サービス、同社のデジタル資産ネットワークの利用サービス、後方事務の支援サービスなどを提供する。

ビザのサービスを利用した米地銀UMBバンクの幹部は「暗号資産、ステーブルコインについてさらに学ぶことが目的だ。リテール事業や法人向け事業に関連した使用事例についても学びたい」と述べた。

ビザが全世界で実施した調査によると、暗号資産の保有者の40%近くは、1年以内に主要取引銀行を暗号資産関連サービスを提供する銀行に切り替える可能性が高い。

ビザのネットワークでは現在、デジタル通貨の売買や保管ができる。同社は利用特典としてビットコインを受け取れるクレジットカードを発行しているほか、ステーブルコインの「USDコイン」による決済も可能となっている。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

スイスUBS、1万人規模の追加削減の可能性=報道

ワールド

米最高裁、出生地主義を見直す大統領令の合憲性審理へ

ワールド

中国に強く抗議し再発防止を申し入れ、レーダー照射で

ビジネス

ネトフリのワーナー買収、米与野党議員から独禁法違反
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 2
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 3
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 4
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    『ブレイキング・バッド』のスピンオフ映画『エルカ…
  • 8
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 9
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 10
    ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パート…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 6
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 10
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中