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独サービスPMI、11月は52.7に小幅上昇 変異株で見通し悪化
12月3日、IHSマークイットが発表した11月の独サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.7と、前月の52.4から小幅に上昇した。独ウォルフスブルクの自動車工場で2020年4月代表撮影(2021年 ロイター)
[ベルリン 3日 ロイター] - IHSマークイットが3日発表した11月の独サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.7と、前月の52.4から小幅に上昇した。速報値からは下方修正された。
ドイツでは、新型コロナウイルスの感染第4波が猛威を振るっていることに加え、オミクロン変異株の出現で今後の見通しが悪化している。
製造業とサービス業を合わせた総合PMI改定値は52.2と、前月の52.0から小幅に上昇した。長期平均の53.1は下回っている。
IHSマークイットのアナリスト、フィル・スミス氏は「ドイツのサービス業は、さらに小幅に拡大したが、先行指標は懸念すべき内容だ」と指摘。
感染第4波がすでに新規受注と企業信頼感の重しになっていることに加え、オミクロン株の出現で不透明感が高まっており、封鎖措置が厳格化されるリスクがあると述べた。
このため、第4・四半期のドイツ経済はゼロ成長ではなくても、大幅に減速する見通しという。
エネルギー価格の高騰を背景にインフレ圧力がさらに強まっていることも明らかになった。サービス業、製造業とも、前例のない価格上昇を記録している。