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オミクロン、消費者心理に打撃 経済回復鈍化も=英中銀マン委員
2021年12月01日(水)00時20分
イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のキャサリン・マン委員は30日、新たに検出された新型コロナウイルス変異株「オミクロン」が消費者信頼感の打撃となり、英経済の回復が弱まる可能性があると述べた。10月撮影(2021年 ロイター/Tom Nicholson)
[ロンドン 30日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のキャサリン・マン委員は30日、新たに検出された新型コロナウイルス変異株「オミクロン」が消費者信頼感の打撃となり、英経済の回復が弱まる可能性があると述べた。一方で、オミクロン株がインフレを押し上げる可能性もあるとした。
バークレイズ主催のイベントで、「オミクロン株が消費者信頼感を低下させ、消費需要が今後予想以上に低迷する状況に再び陥るかどうかが特に不明な点だ」と指摘。同時に、オミクロン株が消費者に与える影響はインフレを抑制すると期待されていたサービス消費へのシフトを遅らせる可能性があるとしたほか、コロナを巡る戦略がなければ「サプライチェーン(供給網)にさらなる混乱が生じる可能性がある」とした。
英中銀による利上げに関する質問に対しては、利上げ時期や利上げ幅を語るのは「時期尚早」と応じた。
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