ニュース速報

ビジネス

米経済に勢い、緩和縮小加速に前向き=アトランタ連銀総裁

2021年11月27日(土)08時01分

11月26日、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、これまでの新型コロナウイルス変異株による経済への影響は徐々に弱まっており、南アフリカで検出された新変異株「オミクロン株」がこのパターンを踏襲するとすれば、デルタ株の感染拡大後に見られたような景気減速は起こらないと述べた。写真は2019年2月、アイルランドで講演を行うボスティック総裁(2021年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

[26日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は26日、米経済に勢いがあるため新型コロナウイルス感染拡大の次の波を乗り切れると考えているとし、連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和の縮小)加速に前向きな姿勢を示した。

南アフリカで検出された新型コロナの新たな変異株について世界保健機関(WHO)はこの日、「懸念される変異ウイルス(VOC)」に指定し、「オミクロン株」と命名。「疫学上有害な変化」が認められたとし、他の変異株よりも感染が急速に拡大する恐れがあると警告した。

ボスティック総裁は、これまでの新型コロナ変異株による経済への影響は徐々に弱まっており、オミクロン株がこのパターンを踏襲するとすれば、デルタ株の感染拡大後に見られたような景気減速は起こらないと述べた。

FOXニュースとのインタビューで「この新たな変異株がデルタ株と同じような軌道をたどるとすれば、多少の減速は見られるだろうが、デルタ株の際に見られたほどではないはずだ」と指摘。「現在の経済には大きな勢いがある。どのような結果になろうとも、この勢いで次の感染波を乗り越えることができると期待している」と語った。

その上で、FRBが今月着手したテーパリングについて、ペースの加速に前向きな姿勢を表明。経済が軌道から外れなければ、来年第1・四半期、もしくは第2・四半期初めまでに完了させることは理にかなうとの考えを示した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

三菱重の通期純利益、一転過去最高に ガスタービン需

ワールド

米、ベネズエラ原油の初回売却分全額引き渡し 5億ド

ビジネス

高島屋、老舗の中小企業支援で協業 数百億円ファンド

ワールド

豪当局、年金基金にシステム投資拡大要請 「証取の障
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 7
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 8
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 9
    最長45日も潜伏か...世界が警戒する「ニパウイルス」…
  • 10
    ICE射殺事件で見えたトランプ政権の「ほころび」――ア…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 8
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 9
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 10
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中