ニュース速報

ビジネス

テスラの第3四半期納車台数、過去最高との声も

2021年09月29日(水)07時37分

9月28日、複数の米アナリストが、電気自動車(EV)大手テスラの第3・四半期納車台数について強気の見通しを示した。同社にとって四半期ベースで過去最高水準になるとの声も出ている。写真はテスラのロゴ。ロンドンで5月撮影(2021年 ロイター/Matthew Childs)

[28日 ロイター] - 複数の米アナリストが28日、電気自動車(EV)大手テスラの第3・四半期納車台数について強気の見通しを示した。同社にとって四半期ベースで過去最高水準になるとの声も出ている。

パイパー・サンドラーとRBCのアナリストは納車台数の予想を約23万3000台に引き上げ、クレディ・スイスも22万5000-23万台と見積もった。これらは前年同期比で65-67%増加となる。27日時点でビジブル・アルファのデータに基づくアナリスト予想平均は22万2700台だった。

自動車業界は、世界的な半導体不足によって生産に悪影響が生じている。ただクレディ・スイスのダン・レビー氏はリポートで「テスラは他の(メーカー)に比べて半導体不足の影響が小さいように見える」と指摘し、その理由として新しいマイクロコントローラーに「素早く切り替えた」ことと、独自のソフトウエアを作成している点を挙げた。

パイパー・サンドラーのアレクサンダー・ポッター氏は、テスラにとって第3・四半期の納車台数はこれまでで「最も堅調」になる公算が大きいと語り、欧州と中国でEVの普及が進む中で、テスラの市場シェアが拡大しているとの見方を示した。

ポッター氏は、年間の納車台数も84万6000台から89万4000台に見通しを上方修正した。これは前年の49万9550台の2倍近くに達する。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ドイツ経済、第4四半期は緩やかに成長 サービス主導

ワールド

資産差し押さえならベルギーとユーロクリアに法的措置

ワールド

和平計画、ウクライナと欧州が関与すべきとEU外相

ビジネス

ECB利下げ、大幅な見通しの変化必要=アイルランド
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 7
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 8
    【クイズ】中国からの融資を「最も多く」受けている…
  • 9
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 10
    「これは侮辱だ」ディズニー、生成AI使用の「衝撃宣…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 8
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 9
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 10
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中