ニュース速報

ビジネス

独製造業PMI改定値、7月は65.9 過去3番目の高水準

2021年08月02日(月)18時05分

8月2日、IHSマークイットが発表した7月のドイツ製造業購買担当者景気指数 (PMI)改定値は65.9となり、前月の65.1から上昇した。独ブレーマーハーフェンの輸出港で2012年3月撮影(2021年 ロイター/Fabian Bimmer)

[ベルリン 2日 ロイター] - IHSマークイットが2日発表した7月のドイツ製造業購買担当者景気指数 (PMI)改定値は65.9となり、前月の65.1から上昇した。

1996年の調査開始以降で3番目の高水準となった。

新規受注と雇用の伸びが加速した。ドイツの製造業は5月に一時的に失速したが、その後、拡大に弾みが付いた。

新型コロナウイルス対策の制限措置の影響をほとんど受けていないことや、政府の潤沢な支援が寄与した。

海外からの需要が好調だったが、半導体など中間財の供給不足で生産が抑制された。

IHSマークイットの経済ディレクター、トレバー・バルチン氏は「供給不足で生産が伸び悩んでいることが改めて浮き彫りになった」とし「サプライヤーの納入期間は7月も大幅な長期化が続いた。ただ、遅延の発生率は過去5カ月で最低となっており、供給面の圧力がピークを過ぎた兆候がある」と述べた。

投入価格と産出価格の上昇率は、ともに加速。投入価格の上昇率は調査開始以降で最高となった。

同氏は「その結果、産出価格の上昇率が5カ月連続で新たなピークを付けた」と述べた。

ドイツの7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は13年ぶりの高水準となっており、統一サービス産業労組(ベルディ)は直ちに「大幅な賃上げ」を求めると表明した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

韓国検察、尹前大統領の妻に懲役15年求刑

ワールド

プーチン氏、一部の米提案は受け入れ 協議継続意向=

ビジネス

英サービスPMI、11月は51.3に低下 予算案控

ワールド

アングル:内戦下のスーダンで相次ぐ病院襲撃、生き延
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇気」
  • 2
    大気質指数200超え!テヘランのスモッグは「殺人レベル」、最悪の環境危機の原因とは?
  • 3
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が猛追
  • 4
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与…
  • 5
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 6
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 7
    若者から中高年まで ── 韓国を襲う「自殺の連鎖」が止…
  • 8
    【クイズ】日本で2番目に「ホタテの漁獲量」が多い県…
  • 9
    海底ケーブルを守れ──NATOが導入する新型水中ドロー…
  • 10
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 3
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 10
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中