ニュース速報

ビジネス

ゴールドマン、投資銀行部門の若手社員の給与引き上げ=報道

2021年08月02日(月)16時15分

ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」によると、米金融大手ゴールドマン・サックスは、投資銀行部門の若手社員の給与を引き上げる。写真は同社ロゴ、7月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

[1日 ロイター] - ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」によると、米金融大手ゴールドマン・サックスは、投資銀行部門の若手社員の給与を引き上げる。

入社2年目のアナリストの基本給は12万5000ドル、アソシエイトは1年目で15万ドルとなる。複数の関係筋の話として伝えた。

正式発表はされておらず、投資銀行部門の他の役職も給与が上がるのかは不明。

ゴールドマンはコメントを控えている。

複数の投資銀行は、社員の負担を減らすため、今年夏に1年目・2年目のアソシエイトの報酬を引き上げている。前例のない規模のディールメイキングが行われているため、幹部を補助するアソシエイトの報酬を引き上げた。

シティグループ、モルガン・スタンレー、UBSグループ、ドイツ銀行は、すでに入社1年目のアナリストの報酬を1万5000ドル程度引き上げ、10万ドル前後にしている。

ゴールドマンの投資銀行部門では2月、若手社員のグループが経営幹部に対し、極度の仕事量と「非現実的な締め切り」で労働時間が週100時間近くに達し、1日5時間しか睡眠時間が取れないと訴えていた。

このグループは1年目の社員13人で構成。うち半数は、条件が改善されなければ、夏までに退社する可能性が高いと主張していた。

同社のデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、仕事を補助するため、アソシエイトの採用拡大に取り組んでいるとし、金曜日の午後9時から日曜日の午前9時まで勤務を原則禁止する「土曜日ルール」を導入する方針を示した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

26年ブラジル大統領選、ボルソナロ氏長男が「出馬へ

ワールド

中国軍機、空自戦闘機にレーダー照射 太平洋上で空母

ビジネス

アングル:AI導入でも揺らがぬ仕事を、学位より配管

ワールド

アングル:シンガポールの中国人富裕層に変化、「見せ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 3
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 6
    「搭乗禁止にすべき」 後ろの席の乗客が行った「あり…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 9
    『羅生門』『七人の侍』『用心棒』――黒澤明はどれだ…
  • 10
    ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パート…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 3
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 6
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 9
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 10
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中