ニュース速報

ビジネス

米ケース・シラー住宅価格、5月は17%上昇 16年ぶりの大幅な伸び

2021年07月28日(水)00時56分

7月27日、米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが発表した5月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(主要20都市)は前年比17%上昇し、2004年8月以来、16年9カ月ぶりの大幅なプラスとなった。写真は2008年5月、米コロラド州デンバーの住宅建設現場(2021年 ロイター/Rick Wilking)

[27日 ロイター] - 米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが27日に発表した5月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(主要20都市)は前年比17%上昇し、2004年8月以来、16年9カ月ぶりの大幅なプラスとなった。市場予想は16.4%上昇だった。

前月比は1.8%上昇した。市場予想は1.6%上昇だった。

前年比で最も大きく上昇したのはフェニックス、サンディエゴ、シアトル。

リアルター・ドットコムのシニアエコノミスト、ジョージ・ラティウ氏は「住宅ローン金利が歴史的な低水準にある中、新型コロナウイルス感染拡抑制策の緩和で経済活動が再開され、住宅購入が触発されている」と述べた。

米国では供給不足を反映し、住宅価格が全国的に高騰。ただ金融危機直前の2007─09年とは異なり、現在は投機的な住宅投資や信用力の低い人による住宅購入は見られていない。

商務省が26日に発表した6月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比6.6%減の67万6000戸と、市場の増加予想に反し減少し、昨年4月以来14カ月ぶりの低水準となった。資材価格の高騰とそれに伴う住宅価格の急上昇が住宅市場に対する向かい風となっている可能性が示唆された。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ユーロ、対ドルで約7週間ぶり高値 好

ワールド

米特使・プーチン氏会談、「まずまず良い」協議だった

ワールド

ドイツ、防空システム「アロー」導入 ロシアの脅威に

ビジネス

米国株式市場=続伸、指標受け利下げ観測継続 マイク
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇気」
  • 2
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与し、名誉ある「キーパー」に任命された日本人
  • 3
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させられる「イスラエルの良心」と「世界で最も倫理的な軍隊」への憂い
  • 4
    【クイズ】17年連続でトップ...世界で1番「平和な国…
  • 5
    【クイズ】日本で2番目に「ホタテの漁獲量」が多い県…
  • 6
    台湾に最も近い在日米軍嘉手納基地で滑走路の迅速復…
  • 7
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 8
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 9
    トランプ王国テネシーに異変!? 下院補選で共和党が…
  • 10
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が…
  • 1
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 2
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 3
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 4
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 5
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 6
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 7
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 8
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 5
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中