ニュース速報

ビジネス

トヨタ、今期営業益予想は14%増の2.5兆円 主力市場で販売急回復

2021年05月12日(水)17時36分

 5月12日、トヨタ自動車は2022年3月期の連結業績予想(国際会計基準)について、営業利益が前期比13.8%増の2兆5000億円となる見通しと発表した。写真は上海で4月撮影(2021年 ロイター/Aly Song)

[東京 12日 ロイター] - トヨタ自動車は12日、2022年3月期の連結業績予想(国際会計基準)について、営業利益が前期比13.8%増の2兆5000億円になる見通しと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響は一巡し、主力市場を中心に販売は急回復しており、すべての地域で伸びを見込む。

アナリスト24人による市場予想の平均値(IBESのコンセンサス予想、2兆6480億円)は下回った。

販売増加を主因に今期営業利益は前期から約8500億円押し上げられる見通し。希少金属など原材料価格の高騰が減益要因となるが、3000億円規模の原価改善でできるだけマイナスの影響を抑える。

今期の純利益は前期比2.4%増の2兆3000億円、売上高に相当する営業収益は同10.2%増の30兆円を見込む。

今期業績予想の前提となる為替レートは1ドル=105円(前期は106円)、1ユーロ=125円(同124円)。

<日本・北米・中国では「想定より早期に回復」>

近健太・最高財務責任者(CFO)はオンライン会見で、コロナ感染拡大の影響について、主力市場の日本、北米、中国では「想定より早く回復してきている」との認識を示した。インドなど一部地域では感染拡大が深刻化しており影響が大きくなっているものの、東南アジア全体は主力市場に比べ「スローではあるが、回復してきている」と述べた。

世界的な半導体需給の逼迫に関して、近CFOは「足元で数十万台といった大きな影響が出るとは現時点で見通してはいないが、予断を許さない状況」と説明し、今期業績予想には「リスクとして織り込んでいる」と述べた。年初の計画から生産を上積みしていく予定を直近では立てていたが、「少し慎重にみている」と語った。

日野自動車、ダイハツ工業を含むグループ世界販売計画(小売ベース)は、前期に比べて約6.4%増1055万台。このうち、北米が18%増の272万台、中国を含むアジアが11%増の136万台、日本が2.4%増の217万台をそれぞれ見込む。

同時に発表した21年3月期連結決算では、営業利益が前の年に比べて8.4%減の2兆1977億円となった。営業収益は同8.9%減の27兆2145億円。下期にかけて急回復したが、コロナ感染拡大の影響で販売が低迷した。純利益は10%増の2兆2452億円だった。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米シェル、ベネズエラ政府と石油ガス事業で契約締結

ワールド

金は反発、安全資産需要回復 週間では下落へ

ビジネス

日生米国法人がオープンAI提訴、チャットGPTが「

ワールド

湾岸航空各社、限定的な運航再開 ミサイルの脅威は続
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    「え、履いてない?」モルディブ行きの飛行機で撮影された、パイロットの「まさかの姿」にSNS爆笑
  • 3
    「ハリポタ俳優で終わりたくない」...ハリー・メリングが新作『ピリオン』で見せた「別人級」の変身
  • 4
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 5
    対イラン攻撃に巻き込まれ、湾岸諸国が存立危機
  • 6
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 7
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 8
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 9
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「旅客数が多い空港」ランキン…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 9
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中