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マイナス金利による円安、米国に批判の声=浜田参与

2016年05月18日(水)09時46分

 5月18日、内閣官房参与の浜田宏一米イエール大名誉教授は、都内で記者団に対して、米国では国際金融に精通している専門家の間にも円安脅威論があり、「(日銀の)マイナス金利による円安(誘導)をけしからんと思っている人がいる」と指摘した。写真は都内で2014年12月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

[東京 18日 ロイター] - 内閣官房参与の浜田宏一米イエール大名誉教授は18日、都内で記者団に対して、米国では国際金融に精通している専門家の間にも円安脅威論があり、「(日銀の)マイナス金利による円安(誘導)をけしからんと思っている人がいる」と指摘した。

また、日本経済のファンダメンタルズ(基礎条件)は良好だが、「世界経済の波が高く、円高・株安で儲けようとしているヘッジファンドがおり、そうした中で来年すぐに消費増税を実施するのは反対だ」と述べた。

浜田参与は18日午前、自民党本部で開かれた「アベノミクスを成功させる会」(会長:山本幸三氏)に講師として参加。米連邦準備理事会(FRB)などについて語ったという。浜田参与は、米FRBは日本による為替介入を絶対認められないが、金融緩和は問題ないとの認識だと語り、山本氏も別ルートでそのように聞いていると話した。

ロイター
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