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米国株式市場はダウ・S&P反発、エネルギー株に買い
5月14日、米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が反発。エネルギー株に買いが入り、相場を押し上げた。また、企業決算の一角が予想を上回る内容となっていることも追い風となった。ナスダックは続落した。写真はニューヨーク証券取引所。2014年12月撮影(2015年 ロイター/Carlo Allegri)
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 14日の米国株式市場は、ダウ工業株30種とS&P総合500種が反発。エネルギー株に買いが入り、相場を押し上げた。また、企業決算の一角が予想を上回る内容となっていることも追い風となった。ナスダックは続落した。
ダウ工業株30種<.DJI>は59.66ドル(0.33%)高の1万8036.70ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は10.96ポイント(0.22%)安の4977.29。
S&P総合500種<.SPX>は3.41ポイント(0.16%)高の2095.84。
米エネルギー情報局(EIA)は米主要生産地のシェールオイル生産量が5月に約4年ぶりに減少するとの見通しを公表。このため原油相場が上昇し、エネルギー株が買われた。
S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は1.77%上昇。個別銘柄ではシェブロン
四半期決算が市場予想を上回ったJPモルガン・チェース
半面、鉄道のノーフォーク・サザン
投資家はドル高、原油安、米国の天候悪化などの要因により第1・四半期の企業決算は厳しい内容になるとみている。トムソン・ロイターがまとめたS&P500種構成企業の第1・四半期の純利益の伸び率はアナリスト予想平均がマイナス2.9%。1月初め時点の予想はプラス5.3%だった。
ヴンダーリッヒ・セキュリティーズのチーフ・マーケット・ストラテジスト、アート・ホーガン氏は「今決算シーズンは、思い出せる範囲で最悪の部類になるかもしれない」と指摘。同社はドル高、原油安、悪天候の3つの悪材料を「できる限り織り込んで、最悪の場合のシナリオを立てている」という。
BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約58億株で、 月初来平均の61億株を下回った。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1910、下げ1120(比率は1.71対1)、ナスダックが下げ1426で上げ1289(1.11対1)だった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 18036.70(+59.66)
前営業日終値 17977.04(‐80.61)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 4977.29(‐10.96)
前営業日終値 4988.25(‐7.73)
S&P総合500種<.SPX>
終値 2095.84(+3.41)
前営業日終値 2092.43(‐9.63)