Hiroko Hamada

[東京 24日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比203円17銭高の5万9343円40銭となった。米ハイテク企業の好決算を受けてAI(人工知能)・半導体関連銘柄に買いが入り、日経平均は一時500円超高となる場面もあった。決算を受けた個別物色も活発だった。

日経平均は前営業日比267円高でスタートした後、上げ幅を広げ、序盤には一時546円高の5万9687円まで上昇。前日の米市場では、好決算を発表した半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)が上昇したほか、インテルも堅調な売上高見通しを公表し時間外取引で株価が大幅高となっ、東京市場でも半導体株に買いが入った。

トランプ米大統領が、イスラエルとレバノンの停戦が3週間延長されると述べたことも投資家心理を支えた。

上昇一服後の日経平均は5万9500円近辺を軸にもみ合い、前引けにかけてはやや上げ幅を縮小した。

いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏は「一部の半導体株が相場を押し上げる格好は続いているが、業績を伴った買いなので過熱感が生じにくい」と話している。

足元では、投資家の関心はイラン情勢から企業決算へ移っている。来週から本格的に決算シーズンに入り「好決算銘柄には買いが入るだろう」(及川氏)という。ただ、原油高の悪影響を受けやすい業種に関してはガイダンスリスクも意識されている。

TOPIXは0.13%安の3711.51ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は3兆8080億6400万円だった。東証33業種では、鉱業、海運、食料品など13業種が値上がり。サービス、その他製品、輸送用機器など20業種が値下がりした。

個別では、イビデンが12%超高と大幅上昇。米インテル株の時間外取引での上昇が好感された。牧野フライス製作所は11%超高。23日、日系投資ファンドの日本産業推進機構(NSSK)が同社に買収提案することが分かったと報じられ、材料視された。

指数寄与度の大きいソフトバンクグループ、アドバンテストは底堅い。一方、前日に業績見通しの引き下げを公表したキヤノンは大幅安。主力株ではトヨタ自動車、ソニーグループが軟調だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり470銘柄(29%)に対し、値下がりが1038銘柄(66%)、変わらずが64銘柄(4%)だった。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。