ショイグ国防相はどこに?戦争中にトップ不在の異常事態

2022年3月24日(木)16時58分
イワン・パーマー

ロシアの独立系ニュースサイト「メディアゾナ」の記者も3月22日、ロシアの国営通信社RIAノーボスチが配信した3月11日付けの記事を最後に、ショイグに関するニュースは一切発表されていないと、ロシア語でツイートした。

「偉大なPR大臣であるショイグが3月11日以降、表舞台にぱったり姿を見せなくなった。戦争の最中で11日間も、国防省はトップ不在の状態だ」

その翌日の3月23日には、ロシアの独立系英字紙モスクワ・タイムズのジェーク・コーデル記者も、ショイグの所在について「テレグラム上では多くの憶測が飛び交っている」とツイッターに投稿した。

「(ショイグは)12日間公の場に姿を見せず、『核抑止部隊に高度警戒態勢を取らせろ』と命じられた2月27日のあの奇妙な3者会談を最後に、プーチンと一緒にいる姿を見られていない」

コーデル記者はこのツイートに続き、「これはハッピーだった頃の2人」と断って、休暇中に野外で食事を楽しむプーチンとショイグの仲睦まじげな写真をアップしている。

ロシア軍のゲラシモフ参謀総長も3月11日以降、公の場に姿を見せていないと伝えられている。

2人の所在に関し、ここに挙げた情報の信憑性については、本誌は確認できていない。ロシア国防省にも問い合わせているが、今のところ回答は得られてない。

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