イベルメクチンの売り上げが米で24倍に、コロナ治療のつもりが救急治療室が満杯に

2021年9月3日(金)16時50分
ジョン・ジャクソン

米国医師会(AMA)、全米薬剤師協会(APhA)と全米薬剤師健康協会(ASHP)は、9月1日に共同で声明を発表した。

「イベルメクチンの処方・販売量がパンデミック前に比べて24倍に増えており、過去数カ月で急増しているという報道に、危機感を募らせている」「我々としては、臨床試験以外で、新型コロナ感染症の予防および治療薬としてイベルメクチンを処方、販売および使用することを、即座にやめるよう求める」

FDAはこの問題について、親しみやすいメッセージを発信しようと、8月にツイッターに次のように投稿した。「あなたは馬ではありません。牛でもありません。これは真面目な話です。やめてください」

このツイートには、イベルメクチンの危険性を説明するウェブサイトへのリンクが貼られていた。FDAによれば、イベルメクチンを人が服用した場合の副作用には、吐き気や嘔吐、下痢、血圧の低下、めまいや発作、昏睡状態などがあり、最悪の場合は死に至る可能性もあると書いてる。

マクエリエはKFOR-TVに、次のように語っている。「過剰に摂取したことで、新型コロナ感染症にかかるよりもひどい状態に陥った人々もいる」

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