代表的な英語の陰謀論サイト、暴走は続くがエンゲージメントは下降気味

2020年12月17日(木)16時05分
ギャビー・ドイチ(ニューズガード記者)

だがニューズガードが「レッド(ほぼ信頼性なし)」と判定した政治サイトのいくつかは、大統領選のデマを流し、ここ数週間でエンゲージメントが急上昇している。

その1つであるザ・ゲートウェイパンディット・ドットコムは、米大統領選で最も拡散されたデマをいくつか発信している。例えば今回の選挙は、不正な郵便投票や故人の名前を使った投票によって民主党が「盗んだ」という説だ。

検索エンジンやソーシャルメディアによるデマ対策が機能しているかどうかは、判断が難しい。悪名高い陰謀論サイトの中には、新型コロナの流行以降にエンゲージメントが増えたものもある。

今年の2大ニュースについてデマを広めているとニューズガードが判定した多くのサイトは、当分おとなしくなる気配がない。

<2020年12月22日号掲載>

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