死亡率でアメリカを上回る欧州にコロナ第2波の予感

2020年9月16日(水)17時40分
スー・キム

欧州連合(EU)の中で100万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーで、スペイン、イギリス、イタリアが続く。

ワールドメーターがまとめたデータによると、ベルギーの1日の死亡者数の7日平均は4月中旬にピークに達してその後減少し、7月初旬から9月上旬にかけて横這いになった。イタリアとイギリスも同様で、10月以降の第2波が恐れられている。

WHOの報告によると、ヨーロッパの100万人当たり死者数は1万1749.88人で最も多く、次はアメリカ大陸(9538.1人)、東地中海(1558.3人)、アフリカ(1162.84人)、西太平洋(315.69人)、東南アジア(195.14人)と続く。

スタティスタによる以下のグラフは、新型コロナウイルスが世界中に広がった様子を示している。

ジョンズ・ホプキンス大学の最新の報告によると、15日の時点で全世界の新型コロナウイルスの感染者数は累計で2930万人を超えた。そのうち92万9300人が死亡、1990万人近くが回復した。

下の図は、WHOの最新データに基づいてスタティスタが作成したアメリカの州ごとの感染者数を示している。

(翻訳:栗原紀子)

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