中国が2035年までに原子力空母4隻を建造、米軍と並ぶ

2019年2月15日(金)14時30分
マドゥール・デーブ

中国海軍はさらに空母搭載の戦闘機も開発する計画を進めている。現在、中国で配備されている艦載機は「J-1」だけだが、米軍では2タイプの艦載機が配備されている。

前述の軍事専門家2人は、中国軍の総合的な軍事力は戦闘経験の不足によって限定されるものの、空母や艦載機の技術は米軍と匹敵するレベルになるだろうと見ている。

中国は、海軍力の近代化を早急に進めることが貿易航路の安全確保や公海上の平和維持に必要だと主張してきた。またこれまで中国軍は平和維持に貢献してきたし、新たな海軍力は公海上のパトロール活動に使用されるとも主張している。

しかし日本やアメリカなどの関係国は、こうした中国の主張には懐疑的で、中国が敵対的な姿勢に転換したと見ている。さらに、中国が南シナ海や東シナ海で、周辺国との間に領土問題を抱えていることが、海軍力の増強に駆り立てる要因になっていると見ている。

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