塩野義製薬、飲み薬タイプのコロナ治療薬 自宅で服用し重症化防ぐ

2021年8月6日(金)12時50分

塩野義製薬は6日、開発中の飲み薬タイプの新型コロナウイルス治療薬について、治験がうまく進めば、年内に「条件付き早期承認制度」を使った申請を目指すことを明らかにした。広報担当者が述べた。

同社は、7月に国内第1相臨床試験を開始。治験が順調に進めば、第3相臨床試験の前にも「早期承認制度」を使って承認申請するという。

承認申請時には、国内で100―200万人分の供給体制を整える。

また、海外への供給も検討しており、米保健福祉省の生物医学先端研究開発局(BARDA)とも協議を始めているという。

この薬は、軽症から中等症患者を想定。経口投与できるため、自宅での服用により、重症化を防ぐことが期待される。

[ロイター]




Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・誤って1日に2度ワクチンを打たれた男性が危篤状態に
・インド、新たな変異株「デルタプラス」確認 感染力さらに強く
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...


  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ