韓国、日本をホワイト国から除外「輸出管理の強化が目的、報復措置でない」

2019年9月18日(水)11時54分

韓国は17日、輸出管理の優遇措置を適用する「ホワイト国」から日本を除外する計画を承認した。18日から施行されている。韓国産業通商資源省は声明で「韓国の輸出管理体制の強化が目的で、日本に対する報復措置ではない」と言明した。

これを受け菅原一秀経済産業相は18日、談話を発表し、「韓国側から十分な説明がないまま今回の措置に至ったことは誠に遺憾」と表明した。

経産相は「韓国政府が8月に方針を示した後、さまざまなルートを通じて判断の根拠の詳細を問い合わせてきた」と経緯を説明。今後も「韓国の輸出管理当局に対し、国際社会に対する説明責任を十分に果たすよう求めていきたい」と表明した。

日本は8月、韓国をホワイト国から除外した。

[ロイター]




Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます



※9月24日号(9月18日発売)は、「日本と韓国:悪いのはどちらか」特集。終わりなき争いを続ける日本と韓国――。コロンビア大学のキャロル・グラック教授(歴史学)が過去を政治の道具にする「記憶の政治」の愚を論じ、日本で生まれ育った元「朝鮮」籍の映画監督、ヤン ヨンヒは「私にとって韓国は長年『最も遠い国』だった」と題するルポを寄稿。泥沼の関係に陥った本当の原因とその「出口」を考える特集です。


  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ