トランプ弾劾裁判はどう進むか
2020年1月23日(木)15時51分
トランプに目の敵にされ、暴言を浴びせられたアダム・シフ下院情報委員長をはじめ、弾劾管理人は全部で7人。ニューヨーク・タイムズによると、それぞれ訴追の根拠となる異なる要件を述べるという。公式な陳述はこれが初めてだが、初日の運営規則案をめぐる議論で出された事実や事実の解釈が再び述べられることになると、ニューヨーク・タイムズは指摘している。「そのため、議場に座って聞き役に回っている100人の上院議員に対し、首尾一貫した説得力のある形で再び訴追理由を述べることが、弾劾管理人の課題となる」
22日の冒頭陳述では、弾劾管理人しか発言を許されない。上院議員は議場に入るときに携帯電話を預けねばならず、弾劾管理人の陳述にコメントしたり、異論を差し挟んだりすることは、ホワイトハウスの弁護団も含め、誰にも許されない。
予定では3日間にわたる弾劾管理人の陳述が終われば、トランプの弁護団が陳述を行うことになる。両サイドの冒頭陳述が終わり次第、次のステップとして陪審員役の上院議員が質問をする。上院議員は弾劾裁判の裁判長を務めるジョン・ロバーツ連邦最高裁長官を通じて、弾劾管理人もしくはトランプの弁護団に16時間以内に書面で質問を提出するよう求められている。
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