戦闘機売却、米国による深い支援を示すもの=カタール高官

2017年6月16日(金)14時58分

[ドーハ 15日 ロイター] - カタールの高官は15日、米国からのF15戦闘機購入(総額120億ドル)について、カタールに対する米政府の深く根差した支援を示したものとの認識を示した。

カタールは、サウジアラビアや周辺同盟国による国交断絶により深刻な経済的・外交的試練に直面している。

トランプ米大統領は、国防総省が中立維持の姿勢を打ち出しているにもかかわらず、テロリズムを支援しているとして繰り返しカタールを批判している。カタールには米空軍の駐留基地がある。

マティス米国防長官は14日、カタールのアティーヤ国防担当相と過去に合意していた戦闘機売却契約に署名した。

これについてカタールのある高官は「米国がわれわれと共にあることの証明だ」と述べた。また「両国の軍は兄弟のような存在。わが国に対する米国の支援は深く根差しており、政治的変化に簡単に影響されることはない」と主張した。

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