トランプ米大統領、司法妨害の疑いめぐる捜査は「でっち上げ」と批判
2017年6月15日(木)23時08分
[ワシントン 15日 ロイター] - トランプ米大統領は15日、モラー特別検察官が司法妨害の疑いでトランプ氏を捜査しているとの報道について「でっち上げ」とし、強く批判した。
トランプ大統領はツイッターで「ロシアとの共謀という話をでっち上げたが、証拠はゼロだったため、司法妨害という新たなでっち上げにすり替えた。結構な話じゃないか」とつぶやいた。
その後も、モラー特別検察官による捜査は「魔女狩り」とあらためて批判した。
同特別検察官は昨年の米大統領選挙におけるロシアの関与とトランプ陣営との共謀について捜査を進めているが、米紙ワシントン・ポストは前日、複数の関係筋の話として、司法妨害の疑いでトランプ大統領を捜査していると報じた。
モラー氏に近い筋は、コミー前連邦捜査局(FBI)長官が前週の議会証言で大統領が自身を解任したのはFBIのロシア疑惑捜査を阻害するためだったとの認識を示したこともあり、司法妨害の疑いをめぐる捜査は「不可避」とし、ワシントン・ポスト紙の報道を確認した。ただ、この問題が捜査の主眼になるかどうかは不明とした。
関係筋はまた、同捜査に絡み、セッションズ司法長官やローゼンスタイン司法副長官ら政府の主要閣僚に加え、トランプ大統領本人に対する聴取が行われる可能性があることを明らかにした。
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