イランの最高指導者ハメネイ師、中東を不安定にしたと米国を非難

2017年6月13日(火)13時52分

[アンカラ 12日 ロイター] - イランの最高指導者ハメネイ師は12日、中東地域を不安定にしたとして米国を非難し、米国が過激派組織「イスラム国(IS)」と戦っているという米国側の主張は「嘘だ」と述べた。

ハメネイ師のウェブサイトによると、ハメネイ師はイラン高官との会合で「米国と米政府職員が中東を不安定にさせている。誰がISを作り出したのか。ISと戦っているという米国の主張は嘘だ」と述べた。

米国とイランは1979年のイスラム革命の直後に国交を断絶。ハメネイ師はイスラム教のラマダン(断食月)に入ってから米国を非難する声明を相次いで発表する一方、トランプ米大統領は就任以来、イランを激しく攻撃している。

ハメネイ師は先に、米国とサウジアラビアがISなどの強硬スンニ派兵士に資金を援助していると指摘した。

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