シリア政権軍、南部ダルアーの反体制派地域で攻撃強化

2017年6月12日(月)14時29分

[アンマン 12日 ロイター] - シリア政権軍とイランが支援する民兵組織が、シリア南部ダルアーの反体制派が支配する地域への攻撃を強化している。反体制派と住民が12日明らかにした。

政権軍は容器に金属片などを詰め込んだ「たる爆弾」の投下などを続けているという。政権軍側は部隊の追加投入や空爆拡大についてコメントしていない。

反体制派「自由シリア軍」の南部組織のスポークスマンは、政権軍が精鋭部隊のほか、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラを投入している、と述べた。

政権軍が主に攻撃を強化しているのは、ヨルダンとの国境に位置するダルアー南部。シリア政府は、首都ダマスカスからヨルダン国境まで直接ルートを開くことを戦略的目標としている。

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