仏大統領選、フィヨン氏の支持率一段と低下 

2017年3月3日(金)10時41分

[パリ 2日 ロイター] - フランス大統領選では、中道・右派統一候補のフィヨン元首相が有力候補と目されていたが、家族への不正給与疑惑が浮上して以降、支持率が下落の一途をたどっている。

ハリス・インタラクティブが行った世論調査によると、フィヨン氏に選挙戦を継続してほしいとの回答者は25%で、1カ月前の35%から減少した。

フィヨン氏は選挙戦から撤退しない意向を示しているが、党内からも撤退を求める声が高まっている。

ル・パリジャン紙が報じたところによると、フィヨン氏の妻が議員秘書の給与などとして不明朗な資金を受給したとされる疑惑で、捜査当局は2日、フィヨン氏のパリの自宅を捜索した。

エラベの世論調査では、4月23日の第1回投票では、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が27%の支持率を獲得して首位となり、中道系独立候補のマクロン前経済相が24%、共和党(中道右派)のフィヨン元首相が19%と続く。

上位2候補による決選投票では、マクロン氏が62%を獲得、ルペン氏(38%)を制すると予測されている。

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