S&P、ポルトガル格付けを「BBプラス」に維持 見通し「安定的」
2016年9月17日(土)07時58分
[16日 ロイター] - 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は16日、ポルトガルの信用格付けを「BBプラス」に維持すると発表した。格付け見通しは「安定的」。
S&Pはポルトガル経済について、2016年の実質成長率は約1.2%に減速すると予想。主に輸出と投資活動の減速により16年は景気回復の足取りが鈍くなるとの見方を示した。
債務水準については、純公的債務の対国内総生産(GDP)比は16年は約118.7%になるとし、19年までに115.0%近辺に緩やかに低下していくとの見通しを示した。
また、ポルトガル政府は一段の財政緊縮化を追求する政策を維持するとの見方を示し、財政赤字の水準は16年は対GDP比率にして約2.8%と、前年の3.2%から低下するとの予想を示した。
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