訂正:クリントン氏、私用メールはパウエル氏提案と証言=NYT

2016年8月22日(月)11時21分

[ワシントン 18日 ロイター] - 米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙によると、大統領選の民主党(訂正)候補となったヒラリー・クリントン氏は、連邦捜査官に対し、コリン・パウエル元国務長官が私的なメールアカウントを使用するよう提案したと語った。16日に連邦捜査局(FBI)が議会に提出した文書で明らかになったという。

文書には、3時間超にわたるクリントン氏聴取の詳細が記されていた。

同紙はまた、近く出版予定の書籍を引用し、パウエル氏が夕食の席でクリントン氏に、機密情報以外については私用メールを活用するよう提案したと報じた。さらに、2009年にクリントン氏がメールでパウエル氏に、国務長官時代のメール使用状況について尋ねたとも伝えた。

ロイター単独ではこの報道を確認できていない。クリントン陣営のコメントは得られていない。

パウエル氏の事務所は声明を発表し、同氏は使用しているシステムについてクリントン氏に説明したことは覚えているが、夕食での会話は思い出せないと説明。クリントン氏にも自分と同様のメール使用法を提案したかどうかには触れていない。

声明では「機密情報でないメッセージについて私用のAOLメールアカウントを利用していたこと、そして、それによっていかに省内のコミュニケーションが改善したかを説明したメールをクリントン氏に送った」という。また、機密情報の管理については安全性の高い国務省のコンピューターを利用した、としている。

パウエル氏はこれまでに、2001年の国務長官就任当時、省内に充分な機能をもつメールシステムがなく、私用メールを活用するほかなかったと釈明している。

*19日に配信した記事で、第1段落と写真キャプションの「共和党」を「民主党」に訂正しました。

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