オバマ大統領の任期中にTPPの採決行う意味ない=米下院議長

2016年8月5日(金)08時09分

[ワシントン 4日 ロイター] - 米下院のライアン議長は4日、ラジオ局のインタビューで、環太平洋連携協定(TPP)について議員の十分な支持がないため、来年1月に任期満了となるオバマ米大統領の在任中に議会でTPPの採決を行う意味はないとの考えを示した。

議長はウィスコンシン・パブリック・ラジオに対し、「議会でTPPに対する十分な支持がない限り、否決されるために採決を行う意味はない」と語った。

日米など12カ国が参加するTPPをめぐっては、民主・共和どちらの大統領候補も批判する一方、オバマ政権は大統領任期中の議会承認に強い意欲を示している。

議長は、オバマ大統領はTPPの農業と雇用に関する条項について再交渉すべきだったと指摘。「TPPの議会承認に期待するなら、一部を修正し、再交渉する必要がある」としつつも、議会で支持が得られるとは思えないと語った。

※英文参照番号[nL1N1AL21Y](契約の内容によっては英文がご覧いただけない場合もあります)

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