トルコ軍の特殊部隊員11人逮捕 クーデター時にエルドアン大統領の拘束企てる
2016年8月1日(月)17時57分
7月15─16日にトルコで起きたクーデターの最中に大統領の身柄拘束を企てたとされる軍の特殊部隊の隊員11人が逃亡先で捕えられた。
国営アナトリア通信が1日、報じた。
11人の隊員はクーデターが起きた15日の夜、南西部のリゾート地マルマリスで休暇中だったエルドアン大統領が滞在していたホテルを襲撃。しかし、事前に情報を察知した大統領はホテルから避難していた。
未遂に終わったクーデターの後、トルコ政府は軍から1400人近くを追放したほか、これまで軍参謀本部の傘下にあった陸海空軍を国防省に移管するなど、軍の権限縮小策を発表した。
アナトリア通信によると、11人は逃亡先のムーラ県で、地元住民からの情報を基に送り込まれた警察の特殊部隊との銃撃戦の末、捕えられた。けが人が出たという情報は伝えられていないという。
[イスタンブール 1日 ロイター]
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