サルコジ氏が仏共和党党首辞任を表明、大統領選への再出馬準備か

2016年7月4日(月)16時42分

[パリ 2日 ロイター] - フランスのサルコジ前大統領は2日、共和党党首を辞任する方針を明らかにした。これにより、大統領選再出馬への道が開けることになる。

共和党および他の右派・中道右派政党の支持者らは、2017年大統領選の候補を決定する予備選挙を11月に行う。

予備選挙で選ばれた候補者は、極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首や、社会党(PS)候補と大統領のポストを目指して対決することになる。社会党については、オランド大統領が候補となる公算が大きいとみられている。

サルコジ氏が党首にとどまった場合、大統領選への出馬は不可能で、出馬するには届出期限の9月9日の2週間前までに辞任する必要がある。

サルコジ氏は党大会で「党首としての出席は今回が最後」と述べ、指名獲得競争が公正に行われるとともに、候補者間で攻撃の応酬となる事態が回避されるよう求めた。

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