サンダース氏、会談でクリントン氏に自らの政治課題採用を要請へ

2016年6月13日(月)14時16分

[ワシントン 12日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補指名争いを継続しているバーニー・サンダース上院議員は12日、指名獲得を確実にしたヒラリー・クリントン前国務長官と14日に会談する予定で、自身が推進する政治課題を取り入れるよう同氏に要請する一方、大統領として何を支持するのか尋ねたいと述べた。

米ABCテレビ番組「This Week」の12日放映分に出演したサンダース氏は、指名候補争いでクリントン氏に敗れたとは認めなかった。

サンダース氏は、会談で「クリントン氏が米大統領に就任した場合、どのような政権にしたいか」について協議する意向とし、「私が必要と思うのは(企業や億万長者に高い税率を課す)累進課税制度の実現に向けた取り組み」と述べた。

また、同氏は共和党の指名獲得をほぼ確実にしたドナルド・トランプ氏の大統領就任を阻止するためには「出来ることはすべてやる」という自身のスタンスをあらためて示した。

サンダース氏は、医療ケアは国民共通の権利であり、公立大学の学費は無料にすべき、という自身の見解をクリントン氏に支持してもらいたいとした。

「クリントン氏は私が望むところまで政策を行うだろうか。いや、行わないだろう。だが、国民の多くは、この国の本当の危機を救うため彼女ががどういった取り組みを行うか知りたいだろう」と指摘した。

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