米が北朝鮮に金融制裁強化、「主要な資金洗浄の懸念先」と認定

2016年6月2日(木)07時47分

[ワシントン 1日 ロイター] - 米財務省は1日、北朝鮮を「主要なマネーロンダリング(資金洗浄)の懸念先」と認定、兵器開発資金を調達する目的で国際金融システムを利用できないよう制裁強化に動いたと明らかにした。

一部米金融機関が、北朝鮮の銀行との間で、中継(コルレス)口座を開設したり、維持したりすることを禁じるよう求めた。さらに、第三国銀の米口座を使って、北朝鮮の取引を処理することも禁じた。

アダム・ズービン次官代行は声明で、他国政府や金融当局も同様の措置を講じ、大量破壊兵器や弾道ミサイル開発に向け、北朝鮮に世界の金融機関を「悪用」させないよう期待感を示した。

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