G7で北朝鮮問題を議論、テロ対策で行動計画=世耕官房副長官

2016年5月26日(木)23時23分

[伊勢/志摩 26日 ロイター] - 主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)は26日夜、政治・外交問題をテーマに、北朝鮮とロシア・ウクライナ情勢、テロ・難民問題に関して意見を交わした。テロ対策では、主要7カ国(G7)としての行動計画で合意に至った。

世耕弘成官房副長官が、会議後の会見で明らかにした。

この日4回目のセッションは、ワーキングディナーの形で開かれた。安倍首相は、北朝鮮の核実験や弾道ミサイルなどの問題を挙げ、厳しい状況について説明。核拡散等の観点から、日本と韓国だけの問題ではなく、欧州の問題でもある、と発言した。

北朝鮮による拉致の問題も提起し、国際社会の懸念に対処するよう強く求めていくべきであると主張し、各国の賛同を得た。

ウクライナ問題では、安倍首相から、G7が一致したアプローチでミンスク合意の履行を求めるべきであり、ロシアの建設的関与を促すことも重要だと発言。その後、各国首脳の間で「白熱した議論が行われた」(世耕官房副長官)という。

(宮崎亜巳)

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ