英国のEU残留支持55%、離脱派を15ポイント上回る=ORB調査
2016年5月17日(火)19時27分
[ロンドン 17日 ロイター] - ORBが実施した最新の世論調査によると、英国の欧州連合(EU)残留支持が離脱支持を15ポイント上回ったことが分かった。調査はデイリー・テレグラフ紙の委託で実施した。
調査は800人を対象に行われた。それによると、残留支持が55%と、先月の調査から4ポイント上昇。一方、離脱支持は40%と、3ポイント低下した。
昨年の選挙でキャメロン英首相の勝利に貢献したストラテジストのリントン・クロスビー氏は、首相の残留キャンペーンに対する最大の課題は、国民投票当日に残留派の足を実際に投票所に運ばせることだと指摘した。
ORBの調査では、必ず投票すると述べた回答者のうち、51%が残留支持、45%が離脱支持だった。
ORBのマネジングディレクター、ジョニー・ヒールド氏は電子メールで、残留派は、残留することが最善だと有権者に示す必要があると指摘。残留派のこれまでのメッセージは離脱した場合のマイナス面に関するものが多いが、「有権者はポジティブな理由も求めている」と述べた。
16日公表されたICMによる世論調査では、電話調査とオンライン調査の結果がかい離していることが明らかになった。電話調査では残留派が47%だったのに対し、オンライン調査では離脱派が47%だった。
EU残留か離脱かを問う英国民投票は6月23日に行われる予定。
*内容を追加して再送します。
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