フランス、パナマを再び租税回避地ブラックリストに
2016年4月6日(水)13時27分
[パリ 5日 ロイター] - フランスのサパン財務相は5日、パナマの法律事務所から機密の金融取引文書「パナマ文書」が流出したことに絡み、パナマを非協力的なタックスヘイブン(租税回避地)として再びブラックリストに載せると表明した。
同相は議会での質疑の中で「パナマは主要な国際課税原則を尊重しているとわれわれに信じさせようとしていた国であり、そのためにタックスヘイブン・ブラックリストから外れた」と説明。ただ、オフショア企業の設立に特化したパナマの法律事務所に関するメディア報道を受け、「フランスはパナマを非協力的国家リストに戻すことを決定した」とした。
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