オバマ氏、金融規制改革の正統性主張 大統領選で相次ぐ批判に反論

2016年3月8日(火)14時34分

[ワシントン 7日 ロイター] - 米大統領選の候補指名争いで金融規制改革法(ドッド=フランク法)は機能不全だと批判する発言が相次いでいることに対し、オバマ米大統領は7日、大手銀行を厳しく監督してきたと反論した。

オバマ大統領はホワイトハウスで2010年に成立した同法の施行状況について、イエレンン連邦準備理事会(FRB)議長ら監督当局の首脳と協議した。

大統領は会議後、記者団に「危機後も何も変わっていないとの主張は、マスコミでも左右両派の政治家の間でも受けがいいが、事実ではない」と語った。

民主党のサンダース上院議員は金融規制が不十分だとして大手行の解体を訴える一方、共和党からは金融規制改革法は大手行に有利な内容で中小行の業務を阻害していると批判が聞かれる。

大統領はまた、共和党が多数を占める議会が規制を弱体化させ、予算削減によって監督官庁に打撃を与えようとしてきたと非難した。

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