米原油先物が一時30ドル割れ、協調減産観測後退で

2016年2月3日(水)03時20分

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 2日の原油先物市場で米国原油の指標であるWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)原油先物が一時30ドルを割り込んだ。石油輸出国機構(OPEC)とロシアの協調減産をめぐる観測が後退、今後気温が緩むとの予想なども売りにつながった。

先物3月限は一時29.81ドルの安値をつけた。その後は1.4ドル(4.4%)安の30.25ドルで推移。

北海ブレント原油先物4月限は1.3ドル(3.7%)安の32.97ドル。

ゴールドマン・サックスは1日、OPECとロシアの協調減産観測について「可能性は極めて低い」と指摘。原油価格が上昇すれば凍結されている生産計画が再開するため、OPECやロシアにとって自滅的との見方を示した。

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